TAIGA

FOUNDER STORY

```

サラリーマンの休日を、
もっと豊かに。

TAIGA YAMADA / FOUNDER

```
Taiga Yamada

平日は会社員として働き、週末は誰よりも本気で雪山へ向かう。

```

Lehmansは、そんなごく普通のサラリーマンたちから生まれたブランドです。

創業者の山田大河も、その一人。会社員としてキャリアを積みながら、休日のほとんどをスノーボードに費やしてきました。

「限られた休日だからこそ、最高の一本に乗ってほしい。」

その想いからLehman Stickは誕生し、そして今、Zen Eyewearへと広がっています。

ブランドが5周年を迎えた今、これまでの歩みと、これから目指す未来をお話しします。

```

01. スノーボードの常識を変えたカナダ

```

大河がスノーボードと出会ったのは、小学生の頃だった。

幼馴染の家族と一緒に出かけたスキー旅行で、初めてスノーボードに乗った。そこから少しずつ魅力に取り憑かれ、年に数回はゲレンデへ足を運ぶようになった。

本格的にのめり込んだのは、大学生になってからだった。

運転免許を取得し、自分の都合で雪山へ行けるようになる。アルバイトで稼いだお金をスノーボードに使い、頻繁に山へ通うようになった。

その過程で出会った仲間たちが、後にLehmansのメンバーとなっていく。

その仲間の一人であるKoheyは、大河と出会った後、カナダのバンフへワーキングホリデーに向かった。

大河もKoheyと一緒に滑るためにカナダを訪れたが、その土地で、スノーボードに対する価値観を大きく変える出来事を経験した。

「カナダで出会った日本人は、現地で旅行業を営む40歳くらいの方でした。彼がカナディアン・ロッキーをアルパインスタイルで登っていく姿が、本当に格好良かったんです。

カナダで過ごすうちに、スノータウンで暮らす人たちのライフスタイルに触れました。生活の中にスノーボードが自然に溶け込んでいたんです。

スノーボードを生活の中心にしようとしているわけではない。でも、毎朝起きて歯を磨くのと同じように、当たり前に滑っていました。

それまで数時間かけて都内から山へ向かっていた自分にとって、仕事とスノーボードのバランスを取りながら暮らす姿は、とても衝撃的でした。」

日本とは異なる自然のスケールの中で、スノーボードとともに生きる人たちの姿。

その光景は、当時の大河にとって、とてもダイナミックに映った。

```
Snowboarding in Canada

02. Lehmans設立のきっかけとなった沼田移住

```

Lehmansを立ち上げた当初、スノーボードを販売することが目的だったわけではない。

これまで数十本のスノーボードに乗ってきた経験を活かし、自分たちが本当に楽しめるボードを、自分たちで作ってしまおう。

その発想が、すべての始まりだった。

「スノーボードを生活の一部にしてみたい」

その思いを行動に移したのは、2020年11月のことだった。

新型コロナウイルスの拡大によって、当時勤めていたYahoo! JAPANではフルリモートワークが導入された。東京の本社へ出社する機会はなくなり、数年前から会社の同僚とルームシェアしていた都内の家も、ちょうど契約満期を迎えた。

そこで、周辺に多くのゲレンデが集まる群馬県沼田市へ移住することを決めた。

朝7時からゲレンデへ向かい、2時間ほど滑る。仕事を終えた後は、夜8時から12時までナイターへ行く。

そんな日々を繰り返した。

毎日のように滑るうちに、ローカルのスノーボーダーたちと出会い、それまで知らなかった日本のスノーボードブランドや、ものづくりに取り組む人たちの存在を知った。

「群馬には自分でワックスを作っている人がいたり、信州には自分で板を削っている人たちがいたんです。」

その存在を知ったとき、自然とこう思った。

「自分もスノーボードを作ってみたい。」

スノーボードが生活の中に溶け込むほど、自分の手でボードを作りたいという思いは強くなっていった。

国内外の数十社へ自ら問い合わせ、中国で委託製造を引き受けてくれる工場を見つけた。

最初は、ただ自分が乗りたいボードを作りたいという一心だった。

しかし、開発を進める中で、次第に考えが変わっていった。

「自分が最高だと思っているボードを、他のスノーボーダーたちにも乗ってもらえたら、皆が幸せになれるのではないかと思ったんです。」

小売店を介さず、会社員としてのキャリアで培ったECの知識を活用すれば、高い品質を維持しながらも、手の届きやすい価格で提供できる。

価格を抑えることは、単に安く販売するためではない。

「高品質なスノーボードを手頃な価格で手に入れてもらい、その分浮いたお金で、ゲレンデに一回でも多く足を運んでもらいたいと思っています。」

```

03. Lehmansの夢は、仲間の夢を叶えること

```

Lehmansで得た収益は、ブランドを成長させるためだけに使うものではない。

メンバーや関わってくれる人たち、そしてスノー業界の未来や夢を実現するために使っていきたいと大河は考えている。

「スノーボードを売ることで、買ってくれた人にハッピーを届ける。その収益から、自分の周りにもハッピーを共有していく。

さらに、そのメンバーたちの活動によって、また別の人たちへハッピーが広がっていく。

そうやって今の世界を超えた、新しい世界を作れると思うんですよね。」

なぜ、そこまで仲間や周囲への還元にこだわるのか。

大河は、こう語る。

「自分が幸福のハブにいることが、何よりも最高にハッピーなことだと思うんです。」

```
Lehmans members

04. サラリーマンとしてのキャリアと思想

```

Lehmansの思想は、スノーボードだけから生まれたものではない。

Yahoo! JAPANを退職した後、大河はコーヒー生豆のダイレクトトレードプラットフォームを運営するベンチャー企業へ参画した。

韓国・台湾法人の立ち上げに関わり、アジアマーケットの責任者を担った。

生産者と消費者を直接つなぎ、価値を正しく届けることで、関わるすべての人がより良い状態になる。

そこで学んだ考え方は、Lehmansにも強く反映されている。

価値を正しく届けることで、
関わる全員がハッピーになる。

その後、2022年3月からはMercariへ入社し、モノの再利用を世界中で促進する新規事業開発に携わった。

さらに、全日本スキー連盟からも業務委託を受け、スノー業界の発展に関わってきた。

IT、EC、新規事業、海外展開。

会社員として積み重ねてきた経験は、製品の企画、価格設計、製造、販売、海外展開といったLehmansのあらゆる活動につながっている。

```

05. サラリーマンの休日を豊かにデザインする

```

「サラリーマンの休日を豊かにデザインする」

これは、Lehmansが創業以来掲げているコンセプトだ。

平日はそれぞれの仕事に向き合い、休日には誰よりも本気で遊ぶ。

そのメンバーたちが、自分たちにとって理想的な休日を考え、それをプロダクトやサービスとして形にしていく。

サラリーマンは、遊びに打ち込める時間が限られている。

だからこそ、限られた一日を、できる限り豊かな時間にしてほしい。

「山の近くに住むローカルのスノーボーダーと違って、都会で働くサラリーマンは、頑張っても週に2日しかゲレンデへ行けません。

貴重な休日に、長い時間をかけて山まで来る。だからこそ、一本一本を大切に滑ってほしいと思っています。

できるだけ手の届きやすい価格でギアを届けることで、一回でも多く、一泊でも多く山へ行ってほしい。

上手いとか下手とかではなく、限りある人生の時間を、豊かな時間にしてほしいんです。

その中に、僕たちの存在が少しでもあったら嬉しいです。」

```
Lehman Stick snowboard testing

06. 遊びの実験場で、より良いプロダクトを

```

ブランドを立ち上げた当初は、ボードを一本作ることだけでも大きな挑戦だった。

そこから試作とテストを重ね、製造工場と向き合い、顧客からのフィードバックを積み重ねてきた。

5年間ブランドを続けたことで、ようやく様々な設計や素材、形状を試せる環境が整った。

「5年間ブランドを続けて、ようやく遊びの実験場のような環境になりました。

ここからは、とにかくクオリティを追求して、最高のボードをより多くのスノーボーダーに届けていきたいと思っています。」

ものづくりに終わりはない。

数値を検証し、雪山で試し、フィードバックを受け取り、また改善する。

その積み重ねによって、Lehman Stickの一本一本は進化を続けている。

```

最後に

```

5年間、Lehmansを支えていただき、本当にありがとうございます。

振り返れば、Lehman Stickは「自分が乗りたい一本を作りたい」という小さな想いから始まったブランドでした。

ありがたいことに、今では日本全国のライダーに乗っていただき、海外への展開も始まっています。

5年間でブランドの土台が少しずつ形になり、スノーボードを作るとはどういうことなのか、設計することにはどのような意味があるのかも、少しずつ分かってきたように思います。

そして2027年には、新たにZen Eyewearをローンチします。

これからLehmansは、さらに多くのプロダクトを通して、休日の時間そのものを豊かにしていきたいと考えています。

それでも、私たちの考え方は創業当時から変わりません。

私たちが作りたいのは、
スノーボードだけではありません。

休日を、もっと楽しめる人生です。

限られた休日だからこそ、一日を、一時間を、一本のライディングを大切にしてほしい。

Lehman Stick、Zen Eyewear、そしてこれから生まれる新しいプロダクトも、その想いを形にするための手段です。

これからも仲間たちとともに、本気で遊び、本気で作り、本気で届けていきます。

Lehmans Founder

山田 大河

```
x