MEMBER STORY
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自由を求めて。
「やんちゃサラリーマン」が
Lehman Stickに乗り続ける理由
KUMA-CHAN / BRAND AMBASSADOR
INTERVIEWED ON MAY 24, 2026
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物腰の柔らかな雰囲気と、落ち着いた話し方が印象的なLehmansライダー、「熊ちゃん」こと熊倉大樹。
```しかし雪山へ入ると、その印象は少し変わる。
ブッシュへ分け入り、木にぶつかり、ときには岩場へ突っ込んでいく。
柔らかな人柄の奥に隠れた、やんちゃなスノーボーダーとしての素顔。
会社員として働きながら、限られた休日に自由を求めて雪山へ向かう、熊ちゃんのスノーボード人生を聞いた。
```01. 勝ち負けの外側へ。雪山で見つけた自由
```熊ちゃんの生まれは、新潟県三条市。
ご近所同士の交流が活発な地域で育ち、幼い頃から自然と人に関わる機会が多かった。
その環境が、現在の気さくで柔らかな性格にもつながっているのかもしれない。
「友達の家でミニ四駆やカードゲームをすることはありましたが、家にはゲーム機や漫画がほとんどありませんでした。
平日は学校が終わると習い事へ行くのが当たり前で、ピアノ、習字、バイオリン、剣道、テニスをしていました。」
数多く経験した習い事の中で、最後まで続いたテニスが学生時代の軸となった。
本人いわく、勉強よりも身体を動かす方が性に合っていたという。
高校にはスポーツ推薦で進学するほどの腕前だった。
新潟市内の高校まで電車で約1時間かけて通い、授業が終わればテニスクラブで練習する日々。
土日にも試合が入ることが多く、自由に遊ぶ時間はほとんどなかった。
ただ、熊ちゃんのテニスへの向き合い方は少し独特だった。
勝てばもちろんうれしい。
しかし、負けたことに対する激しい悔しさは、あまりなかったという。
一方、ウインタースポーツとの出会いは幼稚園の頃だった。
親に連れられてスキーを始め、小学校を卒業する頃まで続けた。
中学生になる頃、ゲレンデで見かけたスノーボーダーのスタイルに惹かれ、スキーからスノーボードへ移っていった。
「当時は生意気盛りだったので、『レッスンなんてダセぇ』と思っていました(笑)。
誰かに本格的に教えてもらった記憶は、ほとんどありません。
上手そうな人を見つけては、その後ろへこっそりついていって滑り方を真似したり、レッスンの輪に紛れ込んで、インストラクターの話を盗み聞きしたりして練習していました。」
テニスには勝敗がある。
しかし、雪の上では誰かに勝つ必要がない。
自分の好きなラインを、自分の好きなスピードで滑ることができる。
勝ち負けから離れ、
自分の感覚だけで楽しめる自由。
高校進学後はテニスの練習に打ち込み、一度スノーボードから離れた。
それでも、この勝敗から解放された自由な感覚が、後に熊ちゃんを再び雪山へ引き戻すことになる。
```02. Lehman Stickとの出会い
```「妻の夏実と出会ったきっかけも、テニスでした。」
共通の趣味で意気投合し、交際を始めた頃。
熊ちゃん自身も、友人から誘われたことをきっかけにスノーボードへ復帰していた。
そのため、二人で雪山へ出かける機会も自然と増えていった。
「面白いのが、夏実の方が先にTaigaとつながっていたことです。
『上手い子と滑っているから、一緒にどう?』と誘われて、奥利根のナイターでTaigaと一緒に滑ったのが最初の出会いでした。」
その頃、TaigaはすでにLehmansを立ち上げていた。
熊ちゃんは、妻が持っていたLehman Stickの初期モデル「Akasaka」を借りて滑ることになる。
パークへ入り、キッカーを跳び、レールまで攻めた。
借り物にもかかわらず、あっという間に傷だらけにしてしまうほど乗り倒したという。
熊ちゃんらしい、遠慮のない乗り方だった。
```03. パウダーボードが広げた、新しい世界
```翌年、北海道へ滑りに行くことが決まった。
「せっかくパウダーを滑るなら」と考え、現在のTohokuの原型となったモデルを、人生初のパウダーボードとして選んだ。
「あの頃、パウダーやバックカントリーは、自分の世界の外側にありました。
パーク、ジブ、キッカーを滑るなら、ツインチップ一択。パウダーボードは選択肢にありませんでした。
でも、そのモデルは短めでクイックなボードなのに、北海道のパウダーへ入ると、ものすごく浮いたんです。
一本のサブボードから、新しい景色が見えるようになりました。」
それまでパークを中心に楽しんでいた熊ちゃんにとって、パウダーボードとの出会いは、スノーボードの世界を大きく広げるものだった。
熊ちゃんは、Lehman Stickの魅力をこう語る。
「一般的なパウダーボードが10万円前後する中で、Lehman Stickなら手頃な価格で、まず一本目を手に入れることができます。
パウダーボードは、コンディションが良い日にサブボードとして使いたい人も多いと思うんです。
そう考えると、この価格帯はすごくちょうどいい。
さらに、モデルごとのコンセプトがはっきりしていることも大きいです。
どんなコンディションに向いていて、どんな乗り方を楽しめるのかが言葉で説明されているので、一般のスノーボーダーでもイメージしやすいと思います。」
現在、熊ちゃんが愛用しているのは、オールラウンドモデルの「如意棒」だ。
「僕は如意棒を、シーズンインからシーズンアウトまで一本で使っています。
バックカントリーでも、ゲレンデでも、パークでも乗る。
オールマウンテンで使えるボードがこの価格帯で手に入る価値は、週末スノーボーダーにとって、ものすごく大きいです。」
手の届きやすい価格だからこそ、多少の傷を恐れず、躊躇なく攻めた滑りができる。
熊ちゃんにとって、Lehman Stickは性能を求める道具であると同時に、自由に遊べる相棒でもある。
ちなみに、その乗り方はあまりにやんちゃなため、フィッシュテールモデルについては「熊ちゃんには乗せられない」と、メンバーから冗談交じりに止められているという。
```04. 一人の時間と、仲間と共有する時間
```熊ちゃんにとって、スノーボードは「ないと困る存在」だという。
平日は仕事をし、週末になれば雪山へ向かう。
そのサイクルが、生活の中に自然と組み込まれている。
特に大切なのは、仲間と過ごす時間だ。
「でも、滑っているときは基本的に一人なんですよ。
リフトを降りたら、自分のペースで滑る。
下でみんなと合流して、『ああだったね』『こうだったね』と話しながら、また一緒にリフトへ乗る。
ずっと一緒にいるわけではありません。
一人の時間と、みんなで楽しさを共有する時間。そのバランスが、すごく心地いいんです。」
誰かと同じラインを滑る必要はない。
それぞれが自由に滑り、最後に感想を共有する。
一人で遊ぶ時間と、仲間とつながる時間の両方を持てることが、熊ちゃんのスタイルに合っているのだろう。
```05. 14年間の営業経験と、新しい働き方
```雪山で自由に遊ぶ一方、平日の熊ちゃんは一人の会社員として働いている。
大学卒業後は専門商社へ入社し、14年間、営業職として走り続けた。
そして2026年、大手通信会社へ転職。
かつての過酷な労働環境から離れ、働きやすさと家族との時間を重視して選んだ環境で、現在は代理店向けのコンサルティング営業に従事している。
スノーボード以外にも、熊ちゃんの休日にはさまざまな楽しみがある。
「もともと音楽が大好きなので、ライブハウスやフェスによく行きます。
お酒を飲みながら、好きなロックバンドの音を浴びる時間が気持ちいいんです。
あとはゴルフにもハマっていて、夏は月に1回から2回ほどコースを回っています。
山の中で飲むお酒が最高においしいことも、続けている理由かもしれません(笑)。」
冬はスノーボード。
夏は音楽やゴルフ。
ライダーという肩書きを持ちながらも、平日はオフィスで働き、限られた休日を全力で楽しむ。
熊ちゃんは、どこまでも等身大のサラリーマンだ。
「現在は『ライダー』という格好いい立ち位置で活動させてもらっていますが、基本的には平日にオフィスで働く普通の会社員です。
だからこそ、週末スノーボーダーが感じる悩みや疑問に、同じ目線で寄り添えると思っています。」
06. 「サラリーマン代表」として伝えたいこと
```熊ちゃんの生き方は、特別な環境を持つスノーボーダーの話ではない。
平日は仕事があり、家族との時間があり、自由に使える休日にも限りがある。
それでも、雪山へ行けば思い切り遊ぶ。
そんな週末スノーボーダーのリアルを体現している。
最近では、おすすめのスタンス幅やバインディングの角度など、セッティングについて質問を受けることも増えたという。
「実は、自分はセッティングにあまりこだわりがありません。
Lehman Stickは、細かな正解を押しつけない自由なブランドだと思っています。
自分の好きなように調整しながら乗ることも、スノーボードの醍醐味です。
皆さんにも、自分に合った乗り方を探しながら、スノーボードの幅をどんどん広げていってほしいですね。」
決められた正解ではなく、自分にとっての気持ち良さを探す。
人と比べるのではなく、自分の好きなラインを滑る。
自由に遊ぶことそのものが、
熊ちゃんのスノーボードスタイルだ。
会社員として働きながら、限られた時間の中で全力で雪を楽しむ。
その姿は、多くの週末スノーボーダーにとって、現実的で身近な選択肢になる。
熊ちゃんはこれからも「サラリーマン代表」として、スノーボーダーとLehmansをつなぐ架け橋となっていく。
```一問一答プロフィール
```- メインスタンス レギュラー
- スタンス幅 めっちゃ適当です!!!
- 使用バインディング UNION Falcor(Taigaのものを借りパク中)
- 使用ブーツ RIDE FUSE
- ホームゲレンデ 特にないけれど、平日の川場
- 好きなロケーション 八方尾根・ガラガラ沢
- 幸せな瞬間 トップまで登り切ったときと、怪我をせず滑り終えたとき
- 必殺技 ブッシュに突っ込むこと!
- 尊敬するスノーボーダー Louif Paradis、Arthur Longo、Kazu、相澤 亮
勝ち負けから離れ、自分の感覚で滑ること。
```一人の時間と、仲間と楽しさを共有する時間の両方を大切にすること。
会社員として働きながら、限られた休日を全力で遊ぶこと。
熊ちゃんがLehman Stickに乗り続ける理由は、そのすべてにある。
Lehmans Member
Kuma-chan
インタビュー・執筆:安井一輝